FXで勝てない方必見!三尊天井のトレード手法を徹底解説!

三尊天井(さんぞんてんじょう)の典型パターンでのトレード手法を解説します!

「三尊天井が現れた時のエントリー手法を説明してください」と言われた時に、どのように説明しますか?

三尊天井がどういう形をしているかは、わかっている人は多いと思います。

ただし、三尊天井を使ってトレードにしっかりと活用できている人は、そのうちどれくらいいるでしょう?

三尊天井は最も信頼性の高い反転パターンと言えます。トレードは三尊天井だけでも十分やっていけます。

そこで今回は、改めて三尊天井出現時のトレードの組み立て方について解説していきたいと思います。

 

今回の学習目的

・基本的な三尊天井の活用方法を理解する

学習によって得られる効果

・三尊天井が現れた時、または現れそうな時に、具体的なプランニングができ、良いトレードができるようになる

三尊天井とは

3度高値をつけたが、上抜けることができずに相場が反転した時に形成されるチャートパターン。

相場の世界では、3度突破できなかった高値を突破することは困難と考えられる事が多く、3度高値をつけたその後は大抵の場合反転するものと考えられます。

そもそも三尊天井とは、江戸時代から続く相場の分析手法である酒田五法のひとつ、「三山(さんざん)」の変形型です。

海外での呼ばれ方は、三山はトリプルトップ、三尊はヘッドアンドショルダー。

トリプルトップやヘッドアンドショルダーは、海外においてはダウ理論が基礎となるトレンドの考え方を応用させたものです。

酒田五法もダウ理論も、いずれも100年以上の歴史あるテクニカル分析手法で、現代でもなお最も信頼される理論です。

すべての反転パターンはいずれも三尊天井(ヘッドアンドショルダー)のバリエーションの一つに過ぎないと言われるほどに、三尊天井(ヘッドアンドショルダー)の反転サインというのは相場の中で重要視されています。

 

余談
ダウ理論は、アメリカのジャーナリスト(チャールズ・ダウ)が1884年に考案したとされています。
酒田五法は、1800年頃に米商人の本間宗久によって考案されたという説が一般的ですが、これには諸説あるようです。

三尊天井が形成されるまで

下図を見ながら、是非一緒に三尊天井が形成されるまでの値動きを想像してみてください。

高値(C)を左肩、高値(E)が頭、高値(G)が右肩、としてご覧ください。

上昇相場において山と谷を作りながら形成されていたトレンドも、いつかはどこかで一服を迎えます。

天井付近で高値が更新できなくなり、トレンドレスなレンジ状態になり、ついには価格は下落を始めます。

下落し始めた価格は、ガラガラと崩れ落ちるように再び山と谷を作りながら下降していきます。

もう少し具体的に見ていきましょう。

三尊の左肩にあたる高値Cの段階では、上昇トレンドが終わるような雰囲気は見られません。

安値(D)の段階もダウ理論では上昇トレンド継続と判断できる状況です。ここでもトレンドが終わる兆しは見えません。

しかし高値(E)の時点で、(A)から(C)よりも、(C)から(E)の方が高値の上昇率が落ちている事がわかります。

まだ行動にでるタイミングではありませんが、決して見逃せない兆候です。

次に安値Fでは、さらに注意深く観察すべき事が起こります。前回高値(C)でサポートされないということです。

忘れてはいけない上昇トレンドの条件として、高値更新と安値の切り上げ、そして前回高値はサポートラインにもなるということ。

安値が前回安値を切り下げてきたわけではないので、上昇トレンドの終わりとは確定できないまでも、明らかに現在のトレンドに異変が起こっている状態になっています。

そして次の高値(G)では、前回高値(E)に到達できずに価格が下がり始めます。

また多くの場合、この高値(G)の距離は、高値(E)から安値(F)までの距離の2分の1(半値戻し)もしくは3分の2程度の戻しとなります。

上昇トレンドの継続条件である高値更新が達成できなかったこの時点で上昇トレンドの終わりが近づいている事が見えてきます。

まだこの段階で売りを仕込むには根拠が不十分と言えますが、高値(A)よりも下から買っていた投資家たちにとって、買いポジションを手仕舞う根拠としては十分な状況でしょう。

ネックライン

もう一度同じ図を挿入しますね。

高値(G)をつけたあたりで、安値(D)と安値(F)を結んだトレンドラインを引く事ができます。

これがいわゆるネックラインと呼ばれるラインです。

この場合、ネックラインは大抵やや上向きになっていることが多いとされています。

水平ややや下向きの場合もあるので、上向きでなければ条件として満たさないわけではありません。

そしてこのネックラインをブレイクすることが、三尊天井の完成と定義されます。

図では(H)点になります。

決定的なブレイクとは?

ブレイクの定義については様々な意見があると思います。

このラインをブレイクしたら〜〜、なんて表現は非常に多く見かけます。

じゃあ、そのブレイクって何??と思いませんか?

そのラインを1度でも割り込めばブレイクなの?どうなればブレイクなの?って思いませんか?

ブレイクしたように見えても、ヒゲをつけて戻されて、後から見ればダマシだった。。なんて事も少なくないと思います。

では、これは「決定的なブレイク」と判断してよいだろうとされる定義はなんなのか。

最も信頼性が高いとされる定義は、「ローソク足が終値ベースで2本連続ネックラインをブレイクすること」です。

もちろんこれも100%ではありませんし、そこから反転してしまうことだってありえますが、テクニカル的にはそのようになることが多いわけです。

しかし実際のトレードにおいては、この決定的なブレイクの定義が活用しづらいという事実もあります。

ローソク足が2本連続でネックラインをブレイクした時、最も考えられるリスクとしては、エントリーポイントを逃す可能性が高いということです。

重要なネックラインを割り込んだ価格は、新たな注文やそれまでに仕込まれていた損切り注文を巻き込んで、一気に値が動くことがあります。

例えばネックラインを下にブレイクした陰線のローソク足の、次のローソク足が大陰線になる勢いでグングンと下降し、陰線坊主(ヒゲのない陰線)をつけたらどうでしょう?

2本のローソク足の終値を待ったがために、エントリーポイントを逃してしまったと言わざるを得ないと思います。

確実なブレイクを求めればエントリーポイントを逃してしまう可能性があり、、エントリーを重視すればダマシのリスクがあるわけです。

トレードに正解というのは「存在しない」ということを受け入れて、後はどういうリスクの取り方をしていくかが、経験値によって変わってくる部分になるわけです。

それでは、こういった部分を含めて、リターンムーブについて考えていきたいと思います。

リターンムーブ

再び、先ほどの図を見ていただきます。

ネックラインをブレイクし三尊天井が完成すると、多くの場合、ブレイクしたネックラインに向かって反転の動きが現れます。

その時このネックラインがレジスタンスラインとなって、反転の動きを押さえてきます。これが高値(J)にあたります。

この重要なラインをブレイクした後の一時的な「戻し」をリターンムーブと言いますが、このリターンムーブに関しては、同じようなレベルの波の大きさで発生する場合と、小規模な波の場合があります。

模式図ではわかりやすく表現していることもあり、(I)〜(J)の波を天井圏の3つの波と同じレベルの大きの波で表現していますが、以下のチャート図をご覧ください。

これは上記の「決定的なブレイクとは?」の解説をしたチャート図の拡大ですが、リターンムーブの波は天井圏での頭と左右の肩の波の大きさに比べると非常に小規模なものでした。わずかローソク足1本のみです。

このようにリターンムーブは、起こったとしても非常に小規模な場合、それをリターンムーブと認識できるかどうかも難しい場合がありますので、こういった特性を覚えておく必要があります。

ブレイク直後にエントリーするのか、リターンムーブを待ってエントリーするのか、非常に悩ましいポイントです。

個人的には、ラインのブレイクが起こり、2本目のローソク足が完成するまでは待たずに、2本目が生成されている最中にさらに下位足の状況などを見つつ決めることが多いです。

 

 

目標価格の決め方

目標価格=利益確定ポイントをどのあたりに定めるかは、事前に考えておくべきです。

三尊天井には、目標価格設定の目安の定義もあります。

頂点の高値(E)から垂直に伸ばしてネックラインにぶつかるまでの距離と同じ距離を、ブレイクポイント(H)から下に伸ばしたところが、最小限の目標価格になります。

この時、(H)から目標価格までの距離は、(G)→(H)の約2倍以上に相当するのが望ましいです。

リスクリワードの観点からも、狙うべき利幅は、損切り幅に対して2倍以上と設定するのがリスクの低いトレードといえます。

(H)でエントリーポイントした場合、損切りは直前高値のGの直上あたりに置きます。

仮に、ブレイク後に下がりきってしまった安値(I)でエントリーしてしまった場合、同じく直近高値(G)に損切りを置くと、狙える利幅に対しておよそ倍の損切りを設定してしまうこととなり、リスクリワード比率が逆転してしまいます。

これはリスクの高いトレードとなってしまいます。

目標のクローズポイントについて考慮すべきこと

目標価格地点近辺において、重要なサポートラインが存在していないかどうかは、非常に注意すべきポイントになります。

重要なサポートラインが存在する場合は、目標価格をサポートラインに置く必要があります。

また、今回の三尊天井からの下降が、上昇トレンド中の一時的な調整のための下降である場合、目標に設定できる価格は上昇波の何%の戻しに位置するのか。38%、50%、66%、これらはフィボナッチを引いて確認することができます。

上記でも用いたチャートの範囲を広くした画像ですが、三尊の頂点から同一の距離をブレイク箇所から垂直に下ろした地点を最小の目標価格とした時に、注目すべきは、その後すぐに反転しているということ。

また、フィボナッチ61.8や50.0ライン付近でも、度々サポートやレジスタンスされていることが確認できます。

このあたりのラインは意識すべきラインとして考慮しておく必要があるのが、よくわかりますよね。

まとめ

いかがでしたか?

後付けですが、こうやって見てみると昔からの相場分析手法は、現代の相場でも十分通じる技術であることがわかりますよね。

こんなの後付けじゃないか!後から説明すれば何とでも言えるわ!と言う方もいるでしょう。

でも、後付けでいいんですよ。

定義された分析手法が立証されてる事実が確認できているわけですから、このトレード手法が確実に活用できるという裏付けになっているわけです。

ということは、上記で僕が示したチャートパターンと同じ形のチャートが現れるのを、とにかく探す、とにかく待つ、現れたら同じ手法でエントリーする。

これが勝ちに繋がるわけです!

上に行くんじゃないかな〜、下に行くんじゃないかな〜、なんていう根拠のないトレードはただのギャンブルです。

歴史は繰り返すんです。チャートというのは世界中の人間の行動やメンタルを映し出している鏡です。

人間は繰り返す生き物です。チャートは必ず繰り返します

一度発生したパターンは必ずまた現れます。

とにかくそれを待って、過去のパターンに忠実にトレードをしましょう!

自分に負けず、金銭的な欲など余計な感情は排除してで冷静にチャートと向き合いましょう!

補足

記事の中で僕が「一般的には〜〜である」とか、「〜〜と定義されている」などの表現を使っていますが、その根拠となる情報は何なのか?って気になる人もいると思います。

僕の根拠はこれまでテクニカル分析手法を研究してきた知識の積み重ねが根拠です。

テクニカル分析理論に関する書籍を読みあさったり、チャート上で検証したり、色んな人の意見を確認したり。

なので僕の情報も、読者の方の経験や知識を深めるわずかな要素になってくれたら嬉しいなと思います。

 

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